公開日:2023年6月26日
最終更新日:2023年6月26日

タイの旅行前に知っておきたい1つの事項として、タイ観光時の服装が気になるかと思います。タイは常夏の国なので、年間を通じて半袖・半ズボンで過ごすことができます。ただし、季節によって気温も変わり、おしゃれなルーフトップバー、レストランではドレスコードが定められている場合があります。また、タイは信仰心の強い仏教国であることから寺院での格好や服装にも最低限のルールがあります。この記事では、タイに来た時に困らない様にすることを目的としています。

タイ旅行・観光におすすめの服装

常夏の国ですが、タイにも季節があります。とは言え、日本と比べたらいつでも暖かい国ではあるのですが、無駄に多くの荷物を持ってこない様にするためにも以下の季節ごとの服装を参考にしてみてください!

暑季:3月、4月、5月下旬頃

服装:半袖・半ズボンノースリーブ等涼しい格好で全然OK。日本の夏の格好がお勧め!

タイで最も暑い時期です。日本の真夏と同様に最高気温が40度近くになることもあり、外を少し歩くだけでも汗が止まらなくなります。また、赤道も近いことから太陽の日差しが日本より断然に強いので、肌がヒリヒリするような痛みを感じることもあります。日焼け止めは忘れずに使用することをお勧めします。(タイでも日焼け止めはコンビニやドラッグストアで買えます)

タイ人は、日焼けをしたがらない人が多いので、日差しが強いこの時期は逆に長袖の服を着て紫外線から肌を守っています。

また、タイの4月13日〜15日は水かけ祭りのソンクランが開催されます。元々は豊作を祈るための儀式でしたが、今は外国人観光客等が街中で水を掛け合って音楽やお酒を楽しむタイのお正月行事になっています。水を掛け合って凌ぐくらいの暑さですので、水分補給は忘れずに。

雨季:6月、7月、8月、9月、10月下旬頃

服装:半袖・半ズボン・ノースリーブ等涼しいで問題なし!雨対策を忘れずに!

この時期が南国の国でよくあるスコールが毎日降る時期です。日本の雨季とは異なり、局地的であり一時的に豪雨が降り注ぎます。大体1時間〜2時間程度で雨は収まるのですが、近年は雨の降る量が増えているため、3〜4時間以上降ることも増えてきました。そうなると、バンコク市内の都心の道路が冠水するので、交通が非常に難しくなります。

気温は、暑季よりかは多少低いですがそれでも30度は超えますので、暑さ対策はこの時期も忘れない様にしましょ。尚、雨が降った後は強い日差しがアスファルトを照らすので日本の雨季ほどジメジメした感覚はあまりありません。突如来るスコールには対策を打つべきですので、雨に濡れても良い靴(サンダル等)、折り畳み傘(それでも濡れますが…)、かっぱ(タイのコンビニで買える)などを準備することをお勧めします。

また、タイは「雨が降ると渋滞する」ということわざ(?)があります。冠水も含め、相当渋滞しますので移動の際は余裕を持って行動してください。(タイの渋滞は世界ワースト5に入ります。)

乾季:11月、12月、1月、2月下旬頃

服装:日中は半袖・長ズボン・ノースリーブ等涼しいで問題なし。朝晩は薄めの上着を!

乾季になると一切雨が降らなくなります。個人的にはタイに来るならこの時期がベストかと思います。日差しも昼間は少し強く感じられますが平均気温は25~30度前後で、風はひんやりとしています。朝晩は気温が下がり、時には冷え込むこともあります。タイには暖房がないので、薄手の上着用意しておくことをお勧めします。日本よりかは圧倒的に暖かいので不要かもしれませんね。

タイの国内のビーチもこの時期がベストシーズンです。雨が降ると水が濁ってしまうので、この時期が最も美しいタイの海を見れます。もちろん海で遊ぶこともできます。

シーン別で服装を変える必要あり

暑いのでどうしても肌の露出が多くなりがちですが、その格好では寺院やルーフトップバー、クラブ等への立ち入りが禁止される場合があります。

お寺・寺院

バンコク観光に来たら1度は訪れるであろう三大寺院「エメラルド寺院」「ワットポー」「ワット・アルン」。暑いから涼しい服装で参拝したい気持ちはわかりますが、これらを含めたタイ国内の全てお寺や寺院では、露出の多い服装はNGです。特に女性は肩と膝をきちんと覆う服装を着用する必要があります。ノースリーブや短いパンツ、スカートでは入れません。長めのスカートやジーンズ、肩を覆うトップスを選びましょう。もしくは、羽織るものがあればそれでもOKです。

男性は長ズボンであればOKですが、タンクトップはNGですのでTシャツやポロシャツ等を着る様にしてください。

靴はサンダルでも大丈夫です。寺院の中に入る際には入り口で靴を脱ぐ必要があるので、特に禁止事項はありません。

ダメな服装一例

王宮

王宮も寺院同様に服装に関するルールがあります。ダメな服装は同じですが、追加で下記事項が挙げられます。

  • 穴が開いたり、破れたり、裂けたりしている服。
  • 袖をまくったトップス
  • サングラスと帽子着用禁止(敬意を表すため)

ルールがあるのでそれらを順守する必要があります。そのため、多くのタイ旅行者がタイパンツとTシャツの組み合わせを着ていますね。

ルーフトップバーや高級レストラン、ディナークルーズ

観光も楽しんだ後、夜は音楽やお酒を楽しむ方も多いかと思います。がしかし、ドレスコードがあるのでタイパンツ+Tシャツではほとんどのところが入場できません。男性は長ズボン、袖のあるトップス。女性は長ズボンやワンピース、ハイヒール等がお勧めです。

  • スマートカジュアル:OK
  • フォーマル:OK
  • サンダル:NG

クラブ

クラブは場所によりけりですが、カオサンやローカルなクラブは基本どんな服装でもOKです。が、トンローやエカマイ等にあるすこし敷居の高いクラブではサンダルが禁止されている場合があります。また、男性は膝が見える半ズボンはNGです。入り口のセキュリティーはしっかりチェックしますので、ホテルに戻って着替える手間が発生しますので、十分に気をつけてください。

その他のシーン

象乗り

観光でアユタヤやプーケット、チェンマイなどで象さんに乗るときは、動きやすい格好がお勧めです。ある程度激しく上下左右に揺れるので、ゾウさんの上である程度耐え凌げる格好でないと落下する恐れがあり危険です。

蚊対策

タイで蚊にさされるとデング熱や感染症になる可能性があります。筆者はよく蚊に刺されていますが一度もかかったことはないのですが、タイの友人でも刺されてデング熱に感染し40度近い熱を出した話は時々耳にします。服装でカバーできないこともあるので、コンビニで売っている蚊除けスプレー等を買うことをおすすめします。

タイの室内は上着が必要になる程寒い

外が暑い分、室内はクーラーをガンガンにしていますので、ショッピングモールやレストラン、カフェ、電車内等、長時間いると非常に寒く感じます。タイだから真夏の服装で来るのは正しいのですが、室内にいることが多くなることが予測されるのであれば何か羽織れるものや長袖のシャツ1枚等を持ってくると良いでしょう。飛行機に乗っている間も寒くなりがちなので、いずれにせよ使う機会はあるかと思います。

現地で洋服を買う場合

今まで説明した事項を知らずにタイに来ると入場制限等で楽しく旅行ができなくなるかもしれません。でも、安心してください。タイにも日本で販売しているような洋服のブランド(ユニクロ、Zara、H&M、無印など)は売っていますし、マーケットに行けば格安で洋服を買うこともできます。日本の古着屋で扱うような服も各地のマーケットで日本より格安で買えたりもします。

まとめ

タイは通年常夏ですので基本的にすごく寒い!となることは室内を除いてはないです。ただ、場所によってマナーやドレスコード、敬意を表するためにTPOに合わせた服装を着る必要があることだけは覚えておきましょう。この記事が、タイでの旅の助けになれば幸いです。